司法書士法人 中央事務所は、2017年4月に設立した司法書士事務所です。お客様の過払い金の調査や、返済計画を一緒に考え生活再建に繋げる債務整理事業を主に行っています。
債務整理や各種登記の手続きを行っている司法書士法人 中央事務所(以下、中央事務所)では、協力会社に一部の業務を委託しており、セキュリティを担保した状態で協力会社がアクセスできる環境の構築を目指していました。
社内のインフラの管理や、ITを活用したシステム化や効率化など、DXを推進する情報システム課の鈴木 淳大氏にお話を伺いました。
当社では一部の社内システムをAWS環境上に構築しており、社内での業務に使用しております。
協力会社にも先述の社内システムを利用する一部の業務をお願いしており、先方が社内システムへアクセスできる環境が必要でした。一方で、社員用のアカウントと同じ方法で協力会社のアカウントを作成すると、自動的に必要のない他の社内システムへのアクセス権も同時に付与されてしまうという課題がありました。そこで、協力会社には必要最低限のアクセス権を付与するため、別の方法を考える必要がありました。
すでにリモートワーク用にAmazon WorkSpaces環境を持っており、利用方法のノウハウがあること、約20名分のアカウントを追加する際に、物理的な距離が離れていても簡単にアカウントを増やせるといった利便性を重視し、協力会社用のAmazon WorkSpaces環境を新たに構築することを検討していました。
Amazon WorkSpacesの新環境を構築してくれるパートナーを選定するため、何社かにお声かけさせていただきましたが、NHN テコラス社を選んだ理由は3つあります。
AWSの最上位パートナーであるプレミアティア サービスパートナーに認定されていて、AWSの実積が豊富であり、技術力の高さが期待できること。他社と比較して費用面でのメリットがあったこと。また、提案の際に当社からの連絡に対するレスポンスが他社に比べて早かったことです。
特に技術的な支援については期待が大きかったです。Amazon WorkSpacesを構築するだけであれば当社でも対応できるのですが、すでに稼働中の社内システム環境との相互接続も必要なため、当社だけでは想定していないようなリスクや解決しづらい技術的な問題があった場合に行き詰まってしまう懸念がありました。実積が豊富な専門家のアドバイスがほしいと考え、NHN テコラス社に依頼を決めました。
2022年の7月にご提案いただいてから、同年の10月に納品となりましたが、実際の構築作業は2週間ほどでスケジュールも滞りなく、とてもスムーズにすすめてもらいました。
特にセキュリティについては当社だけでは設定に不安がありましたが、AWS Well-Architected パートナープログラムの認定パートナーであるNHN テコラス社であれば、AWSのベストプラクティスにそって設定をしてもらえるという安心感がありました。
また、既存のAWS環境との相互接続の部分では、先述の通りノウハウがありませんでした。当社で設定が必要な箇所で技術的につまづいてしまったのですが、NHN テコラス社のエンジニアに相談したところ、すぐにご回答いただけました。当社がつまづきそうなポイントとして、ルーティングとセキュリティグループまわりであることを事前に予想されており、素早く回答をいただけたのは、技術支援の実積が豊富にあるからこその対応だと感心しました。
今回の構築でNHN テコラス社の技術力の高さとレスポンスの早さはとてもありがたかったです。運用フェーズでも何か技術的な相談ごとがでてきたらNHN テコラス社を頼っていきたいですね。