導入事例

電子帳票システムのAWS移行プロジェクトをスムーズに遂行
コスト最適化を実現するとともにフルクラウド化に向けた基盤を獲得
フジモトHD株式会社 様 導入事例

フジモトHD株式会社について

フジモトHD株式会社は、“THE WELLNESS COMPANY(人々の身心の健康に貢献する企業)”を経営理念に、「ピップエレキバン」「ピップマグネループ」「スリムウォーク」など、数多くの健康関連商品を製造・販売するピップグループの純粋持株会社。ピップ株式会社、ピップ物流株式会社、ワダカルシウム製薬株式会社などのグループ各社における経営計画・管理ならびにそれに付随する業務を担うとともに、ITシステム全般の運用・管理を手掛けている。最近では、社内のITリテラシー向上を目的にITパスポート試験の資格取得補助を行うなど、グループ全体でデジタルトランスフォーメーション(DX)推進の企業風土づくりにも注力している。

社名
フジモトHD株式会社
事業内容
総合商社
創業
2008年5月1日
従業員数
1,170名(2021年10月時点)
URL
https://www.fujimoto-hd.co.jp/

仮想基盤の更新を機に柔軟性の高い基盤への移行を検討

フジモトHD株式会社 情報システム室
企画・管理・グループシステム担当 課長
塚本 隆広様

フジモトHD様は、ピップグループ全体の経営計画・管理を行う総合商社。同社の情報システム室では、ピップグループにおけるITシステム全般の運用管理を行っています。フジモトHD株式会社 情報システム室 企画・管理・グループシステム担当 課長 塚本隆広様に、オンプレミスで構成していた仮想基盤のAWS移行プロジェクトについてお話を伺いました。

導入前の課題

フジモトHDでは、長年にわたってオンプレミスで仮想基盤を運用しており、2022年にリプレース時期を迎えることになりました。ですが、オンプレミスを継続するとなると、ライセンス費用が膨大にかかることが判明し、対策を練る必要が出てきました。
物理サーバーでは柔軟にリソースをスケールアップ/ダウンできないといった、いわゆるオンプレミスならではの課題も抱えており、サーバー台数を減らすことで、初期費用やランニングコスト、運用負荷をできる限り抑えたいというニーズもありました。
このことからオンプレミスでは、ビジネスの成長にあわせた運用が困難と判断にいたり、各サーバーの棚卸しを進めるなど、さまざまな選択肢を模索。
そこで候補に挙がったのが、クラウドの利用です。コスト面や運用面、システムの可用性など、移行後にいかにクラウドメリットを最大化できるかを重要視し、検討していきました。
また、将来のビジネス成長を考えたうえでは、ベンダーロックされない自由度の高い基盤が求められます。クラウド移行プロジェクトを社内実績として蓄積することで、そのノウハウをIT人材育成のため活かしていきたいと考えていました。

AWS、ならびにNHNテコラス社を選んだ理由

クラウドの選定において、当社では、インフラ運用チームの負荷を上げないために、慣れ親しんだサービスを導入したいと考えていました。そこで2018年から分析基盤として使っていたAWSを採用することにしました。
ベンダー選定では、マネージドの構築サービスを統合的にこなせる企業を何社かピックアップ。その中の1つとして2020年末にNHNテコラス社にも声を掛けました。
各社に、電子帳票システム、経理システム、電子承認システムの3つのシステムについてAWS移行の見積りをしてもらいましたが、その中でもNHNテコラス社は、特に提案書提供スピードが際立っていました。オンプレミスの更改期限が迫っていたプロジェクトだったため、欲しいタイミングで欲しい情報がもらえたことは大変ありがたく、NHNテコラス社に対して信頼感も持てました。提案書の内容自体も優れており、NHNテコラス社のものは資料ベースでしっかり書いてあるので、提案内容の再確認や問い合わせ等の二度手間、三度手間が生じることがなく、当社側のさまざまな要望にも的確に応えていただけました。
また、AWSのリセールサービスによるコストメリットも大きいです。さらに自社でのデータセンター運用実績からオンプレミスの知見が豊富なこと、導入実績を裏付けるAWSパートナーに認定されていることから、オンプレミスとAWS双方のノウハウを活用できることも、ベンダー選定のポイントになっています。

クラウド移行を通して、コスト最適化と人材育成を同時に実現

導入プロセス

2021年10月、AWS移行プロジェクトの第一弾として、まずは電子帳票システムの移行を進めることにしました。今回の移行プロジェクトは、情報システム室のメンバーのほとんどが参加するという大掛かりなものとなりました。
インフラ基盤とその上のパッケージシステム(電子帳票システム)の移行となるので、パッケージベンダーが独占するのではなく、複数の企業がコラボレーションする形でプロジェクトを進めるマルチ体制をとることにしました。そこでもNHNテコラス社が仲介役となるなど、大きな役割を果たしてくれました。
実は、プロジェクト開始前は、クラウドの構築イメージを明確に持っているメンバーが社内におりませんでしたが、最初の要件定義のフェーズからNHNテコラス社に入っていただいたことでクラウドの構築イメージがクリアになりました。
加えて、オンプレミスの基幹システムからAWS側にデータをアップロードしたいという要望を出した際に、サポート範囲外にもかかわらず、NHNテコラス社がオブジェクトストレージサービスの「Amazon S3」への転送処理構築をサポートしてくれるなど、手厚く支援してくれました。
また、従来のオンプレミス環境での電子帳票システムでは、ライセンス費の関係で古いOSのまま延命措置を繰り返してきていました。今回のAWS移行にあたって更新のタイミングをできる限り一回で済ませたいと考えており、この点についてもNHNテコラス社からさまざまな助言と支援のおかげで、問題なく対応できました。
これまでのBCP/DRについても見直しを行いました。以前のオンプレミス環境では、BCPサーバー2台をホットスタンバイで稼働させていたため、二重にライセンス費が発生していました。今回の提案では、東京リージョンのバックアップをとり、同じIPアドレスで大阪リージョンにバックアップするという体制なため、1台分のライセンスコストで済ませることができました。

導入効果

2022年3月14日にAWSの稼働を開始しましたが、現在も安定運用を続けています。Google ChromeやEdgeなどプラットフォームを問わず使えるようになるなど、エンドユーザーの使用感に影響を与えず、これまで通りのサービスレベルを維持できています。クラウド移行によって、電子帳票システムのバージョンがアップしているので機能が豊富になったと、エンドユーザーからも好評です。
一番の導入効果は、コストの最適化と人材育成の両面でのメリットを享受できたことです。以前は24時間365日の運用体制が必要でしたが、クラウドに移行したことで、運用工数が大幅に削減されました。例えば、電子帳票システムの利用時間を平日12時間と短縮できました。これにより価値を生む業務にリソースを回せるようになりました。
さらに、インフラと業務アプリの境界がなくなり、開発担当者とインフラ担当者の双方の理解や知識を深めることができました。このノウハウの蓄積は、人材育成での観点でメリットになっていると実感しています。
また、NHNテコラス社が提供するリセールサービスの管理画面である「Chorus Portal」を利用状況の可視化もメリットになっています。日々のAWS利用状況を管理できるようになり、今後のクラウド化を検討するなかで、AWS利用料のおおまかな予想が立てられるようになりました。

利用料の可視化が可能な
リセールサービスの管理ポータル

今後の展望

基幹システムの更新は5年ごとに実施しており、2021年6月に始まった今回のプロジェクトの更新は、2022年3月時点でほぼ終了しています。次の更新時に向けた提案もNHNテコラス社に担当していただくつもりです。
今回は業務の一部である電子帳票システム用のサーバーをクラウド移行したに過ぎませんが、次回の更新では業務のフルクラウド化を目指すというかなり大掛かりなプロジェクトを検討しています。すべてをクラウド化するとなれば、新たに監視システムなども必要となるため、これまで以上にNHNテコラス社の力を借りることになることでしょう。
それと同時並行でGoogle Cloud Platform(GCP)上でデータ分析基盤を構築しようとしています。これについてもすでにNHNテコラス社に相談しており、さまざまな提案をいただいています。
NHNテコラス社には、AWSとGCP双方に知見とノウハウがあるので、システムごとにマルチクラウドを利用するそれぞれの構成のメリット・デメリットを加味したうえで的確なアドバイスをもらえます。
今回の電子帳票システムのクラウド移行プロジェクトを通じて、次のステップに向けた展望や、そこから得られるメリットが明確になりました。それは、このプロジェクトが単なるインフラ更新ではないことを意味しています。今後も、頼れるビジネスパートナーとして、豊富な知見と技術ノウハウを持っているNHNテコラス社と連携を深めていけたらと思います。

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