老朽化、TLS問題を抱える物理サーバーのAWS移行を迅速にサポート
各種コンテンツの整理によるコスト最適化も実現

住友生命保険相互会社 様
導入事例

住友生命保険相互会社について

1907年創業の住友生命保険相互会社は、生命保険業を通じて多くの顧客やその家族の人生をサポートする大手生命保険会社。超高齢化社会による医療・介護の保障、老後の生活の備えなど、生命保険に対するニーズが多様化するなか、最適な保障を提供すべく「あなたの未来を強くする」というメッセージに込めて、先進のコンサルティングとサービスを提供している。

社名
住友生命保険相互会社
事業
生命保険業
設立
1907年5月
従業員数
42,954名
URL
https://www.sumitomolife.co.jp/

毎年恒例のキャンペーンサイトを滞りなく展開するために、ハードウェアの老朽化とTLS問題の早急な解決が必要に

スミセイ情報システム様は、住友生命様のシステム運用保守を担うグループ企業であり、主にサーバーやネットワークなど、Webを中心としたシステム開発やインフラを担当しています。スミセイ情報システム株式会社 基盤システム第1部 大東正和様に住友生命様の物理サーバーからAWSへの移行についてお話を伺いしました。

導入前の課題

住友生命は長い間、NHNテコラス社のホスティングサービスを利用させていただいていました。主な用途は、キャンペーンサイトなどのWebコンテンツで、キャンペーンのたびにドメインやサーバーの領域などを用意する、ということを10年以上にわたり、幾度となく繰り返してきました。

ですが、従来の環境では、物理的なハードウェアを用意して利用していましたので、ハードウェアの経年劣化に起因するトラブル対応が度々生じるようになっていました。たとえば、機器の障害によって一時的にコンテンツにアクセスできなくなったり、ディスクが故障して交換したりしなければならないなどの対応が増えてきたのです。

また、住友生命が公開しているキャンペーンサイトのWebブラウザのセキュリティ要件がTLS1.2未満だったため、そのままだと公開自体が危うく、早急にアップデートする必要がありました。アップデートに加えて、Webサーバーソフトウェアの設定を変更するなどのメンテナンスも必要でした。さらに、従来環境で動作するサイトやキャンペーンは複数あり、これを滞りなく移設するためには十分な検討が必要だと感じていたのです。

AWSを採用した理由

こうした従来環境の課題を共有していたNHNテコラス社からは、パブリッククラウド環境であるAWSへの移行の提案を受けていました。AWSはクラウドサービスですので、従来のような物理的なハードウェアの故障などの心配がなくなるという利点は理解していました。特にNHNテコラス社の提案で魅力的だったのは、コスト面が非常に優位になっている点です。

従来のオンプレミス環境ですと、キャンペーンやサービスのコンテンツを追加する際に、物理サーバーも新たに追加しなければならない場合があります。一度機器を導入すると、当然その費用は加算され続けます。しかし、AWSであれば、リソースの追加や削除も柔軟に行えますので、コスト面でメリットが大きいと考えました。

従来のオンプレミス環境では、動作しているサービスやコンテンツが多かったため、慎重な移行が必要であることも認識し、検討を重ねる必要がありました。そこで、すべての環境を移行する前に、住友生命が毎年行っているキャンペーンイベントサイト「創作四字熟語」のAWS移行から開始することにしました。

創作四字熟語は、その年の世相を反映した四字熟語を毎年9月の下旬から11月にかけて、一般から募集して発表するキャンペーンです。開始前にはニュースリリースを出すなど、社内外で非常に多くの人が関わる毎年恒例のイベントになっています。Webサイトからの投稿も受け付けているため、当然、TLS対応は必須であり、安定した動作で多くの人が安心して利用できる環境を用意しなければなりません。

また、創作四字熟語のスタート時期が決まっていましたので、今回のAWS移行ではとにかくスピード感を重視する必要がありました。当社側が提示した無理難題に対しNHNテコラス社は、セキュリティリスクの少ない設計を提案したり、コストシミュレーションをしっかりと実施してくれたり、通常の保守の枠を超えるような調査を実施してくれたりと、スピーディながらも我々の期待を超える丁寧な対応で応えてくれました。それに加えて、NHNテコラス社が有するエンジニアのスキルが高いことも、安心感につながりました。そのおかげで、2020年8月のお盆明けごろにNHNテコラス社に依頼しましたが、同年9月の初旬にはキャンペーンサイトの設置が完了しました。

全コンテンツの利用状況を整理したことで、コンテンツの余剰投資削減に成功

移設時の課題と導入効果

2020年の創作四字熟語は、無事にAWS環境で展開され、目立ったトラブルはなく終了しました。また、残りのコンテンツについては、2020年の年末にかけてすべて従来環境からAWS環境への移行を完了しました。移行にあたって特に気にしていたのが、動作しているサービスやコンテンツに影響を及ぼさないことでした。一方で使われていないサイトもあり、余剰投資になっていた部分も整理する必要もありました。そこで、NHNテコラス社のほうで、従来環境の状況を細かく整理いただき、当社で取捨選択を行いました。従来のサーバーに割り当てたドメインやコンテンツのアクセス数などを詳しくまとめていただいたおかげで、コスト最適化を実現することができました。

その結果、コストは事前にNHNテコラス社からいただいたご提案のとおり劇的に下がりました。月額のコストは従来の半分くらいにおさえることができました。長期的な運用を考えても非常にコストメリットは高いと考えています。導入後、当然ハードウェア障害など物理層に起因するものはもちろん、目立ったトラブル対応は発生しておらず安定稼働しています。また、ハードウェアの“お守り”から解放されたことで、担当者の業務負担軽減も実現できました。

NHNテコラス社への評価と今後の展望

今回のインフラ移行に関して、住友生命のマネジメント層や各種キャンペーンの担当者は、コスト面もさることながら、滞りない移行を求めていました。システムの移設は労力がかかるとの認識を持っていましたが、NHNテコラス社の対応はとにかく迅速かつ丁寧で、「もう移行できたの?」と、各方面からも大変好評でした。

住友生命では現在、デジタルトランスフォーメーション(DX)を強く推進しています。これまでにないシステムを考え、構築することで、従来の対面営業に加えた、お客様接点の多様化に対応していきたいと思っています。そのような方針の中、今回導入したNHNテコラス社のサービスによって、システムを担当する私たちが、これまでよりもカジュアルに、保守運用の負担を軽くできるという点は非常に大きなメリットだと考えています。今後もさまざまなデジタル戦略が展開される中で、よりNHNテコラス社のサービスを活用するシーンが増えていくのではないかと予想しています。DX推進に向けた取り組みを含め、NHNテコラス社には引き続きお付き合いいただきたいと思っています。

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