中野区における地域経済・観光の活性化、防災計画でのデータ活用を目的として IoTによる動線解析の実証実験がスタート ICTSFC会員企業のNHNテコラスとエリアポータルがIoT領域で本プロジェクトを主導
なお、本実験はICTSFC会員企業であるNHN テコラス株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:稲積 憲、以下 NHNテコラス)とエリアポータル株式会社(本社:東京都中野区、代表取締役社長:晝間 信治、以下 エリアポータル)の2社がIoT領域においてプロジェクト全体の企画・進行を担当します。また国立情報学研究所も、地域経済・観光の活性化を目的とし、本実証実験の技術的支援を行います。

実施の背景
現在、各自治体では、地域活性化や防災など都市づくりや、増加する外国人観光客に対するサービス向上などの目的においてオープンデータや様々なデータを活用し、地域課題の可視化や社会基盤の整備に役立てようとする試みが進められています。今回の実験は中野区をフィールドとして交通流動など地域のモビリティ・マネジメントに必要なデータを、IoTソリューションを用いて効率的に取得、得られた結果を同区における防災計画、都市づくり等に役立てようとする取り組みとなります。
実験内容
本実験では、ICTSFC会員企業であるNHN テコラス株式会社とエリアポータル株式会社の2社が中心となりプロジェクト全体の企画・進行を担当します。両社の具体的な役割は以下のとおりです。
●NHN テコラス
本実験においてBeaconや各種センサから収集したデータの蓄積・解析基盤の提供とレポートの可視化を担当します。なお、IoT領域で課題となる通信量や通信範囲をカバーする目的から、通信基盤にソラコム社の通信SIM SORACOM Air を採用し、安価かつ取得データに配慮したセキュリティ性の高い通信を実現します。
(IoTソリューションページ:https://datahotel.jp/iot/ )
●エリアポータル
本実験において有事の際に備える防災計画へのデータ活用を促進するための企画およびプロジェクト推進を担当します。対象エリア内の気象データや監視カメラ等のセンサデータを用いて、気象予測や混雑状況の可視化を行い、自治体における防災計画に役立つデータ提供を目指します。
今後の展開
本実験の評価が完了した後の展開として、中野区内の混雑情報や災害情報など区民の生活に必要な情報をデジタルサイネージ上で配信したり、特定エリアにおける交通情報、災害情報等を配信したりするなどの活用が想定されています。
情報サービス連携コンソーシアム(ICTSFC)について
会長:国立情報学研究所教授 曽根原 登
団体概要:大学、自治体、企業の協働による地域社会の安全・安心、経済活性化、新たな価値創成に向けた「学術認証連携」を用いた「データ駆動情報システム・サービス」の研究開発・実用化を目指すコンソーシアムです。
中野区産業振興推進機構(ICTCO)について
所在地:東京都中野区中野4-10-1 NAKANO CENTRAL PARK EAST 1階
理事長:東京大学名誉教授 板生 清
団体概要:中野区が進める産業振興拠点事業は「区内のICT・コンテンツ関連産業の集積・促進及びICT・コンテンツを活用した産業振興の促進を図る」ことを目的としています。この目的の実現に向けて、一般社団法人中野区産業振興推進機構が、産業振興拠点の活用・運営を担い区内事業者等に対して各種サービスを提供します。区内の事業者等と連携して「ICT」、「コンテンツ」、「ライフサポート」、「アート」などの領域を通じて日本の産業をリードする新たなビジネスの創出を支援しています。
NHN テコラス株式会社について
所在地 :〒160-0022 東京都新宿区新宿6-27-30 新宿イーストサイドスクエア13階
代表 :代表取締役社長 稲積 憲
設立 :2007年4月
事業内容:クラウド事業・マネージド事業・データセンター事業・セキュリティ事業・EC支援事業・広告事業
https://nhn-techorus.com/
エリアポータル株式会社について
所在地:東京都中野区中野4-10-1 中野セントラルパークイースト1階
代表:代表取締役社長 晝間 信治
設立年月日:2000年4月
事業内容:放送事業(一般放送、エリア放送)、センサーネットワーク研究
http://www.areaportal.co.jp/index.html
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